マンションの大規模修繕も値上がり!?費用高騰の原因を詳しく解説!

こんにちは。
1961年の創業より東京都墨田区・江東区・台東区・江戸川区を中心に
大規模修繕、塗装、防水、リフォーム、リノベーション工事を行うベストウイングテクノです。
最近では、円安や世界情勢の影響を受け、さまざまなものが価格高騰しています。価格高騰は、食料品や日用品にとどまらず、建築現場でも深刻な問題になっていますが、大規模修繕の実施にも影響が及んでいるのでしょうか。
今回はマンションの大規模修繕における費用高騰について詳しく解説します!
価格高騰の原因のほか、対策方法なども紹介しているため、ぜひ参考にしてみてくださいね。
<<目次>>
▸2. マンションの大規模修繕工事も高騰している!?
▸3. マンションの大規模修繕工事の費用高騰の原因
▸4. 費用高騰の原因を踏まえて、実施すべき大規模修繕工事対策
▸5. マンションの大規模修繕工事における価格対策で気をつけること
▸6. まとめ
マンションの大規模修繕工事基礎知識

マンションの大規模修繕工事を検討している方のなかには、「今回が初めての大規模修繕工事で色々わからないことだらけ」という方もいらっしゃるでしょう。そこで、まずは簡単に大規模修繕工事の基礎知識を解説します。
■マンションの大規模修繕工事とは?
マンションはどれだけ安全性の高い状態で建てられていても、経年に伴って、外観や設備が劣化していきます。軽微なメンテナンスであれば、都度実施可能ですが、大規模な工事が必要な保守には時間や費用を要します。
そのため、普段実施が難しい大がかりな建物の本体(躯体)の修繕、共用部分の改修を定期的に実施します。それが、大規模修繕工事です。
なお、一般的に修繕工事は建物や設備をもとの状態まで回復させる工事、改修工事は時代のニーズに合わせて設備などをアップデートさせる工事を指しています。
■どれくらいの周期で実施するもの?<
大規模修繕工事の実施周期は、建物によって異なります。それは、建物の構造や建築方法、建物の置かれている環境などによって劣化のスピードが異なるからです。
そのため、必ずこの周期で実施するもの!と決まっているわけではありませんが、目安といわれている周期は「およそ12〜15年」程度といわれています。多くのマンションは、建設時に長期修繕計画を立てるため、基本的にはそれを参考にしながら、定期的に建物を点検して適切な工事時期に実施するのがよいでしょう。
■費用相場は?
工事周期と同様に大規模修繕工事に必要な費用は、マンションの規模や工事の内容によって大きく異なります。
また、何回目の大規模修繕工事かによっても費用が異なります。例えば、1回目はまだ建物が新しく大きな劣化や問題がなければ工事内容は比較的シンプルです。しかし、2回、3回と回を重ねるごとに建物は老朽化していくため、安全に保つために必要な工事がより大掛かりになるのです。
これらを踏まえると、あくまで目安ではありますが、1回目の工事では「一戸あたり75〜100万円」を想定し、2回目の工事では「一戸あたり100〜120万円」程度を見積もっておきましょう。
■工事資金はどこから調達するの?
マンションの大規模修繕工事に必要な資金は、一般的に分譲マンションの場合は、毎月徴収される「修繕積立金」で賄います。
一方で、賃貸マンションの場合は、オーナーが費用を負担します。
そのため、毎月の家賃の一部を積み立てて資金を確保しておくなどを検討する必要があるでしょう。
マンションの大規模修繕工事も高騰している!?

近年、円安や世界情勢の影響を受けてさまざまな物の値段が高騰し、生活に影響を与えています。建築関連の現場も、高騰の波を受けているため、大規模修繕工事の費用にも大きな影響となっています。
■国土交通省調べによる費用相場の傾向
国土交通省が直近で後悔している調べ(令和3年度マンション大規模修繕工事に関する実態調査)によると、マンション1戸あたりの費用として最も多いのが「100〜125万円」とされています。
また、マンション全体の工事費用の総額としては、1回目の大規模修繕工事の場合「平均4,000〜6,000万円」、2回目は「平均6,000〜8,000万円」となっています。
しかし、令和3年以降、建築資材や人件費の高騰が続いているため、現在ではこの価格よりも工事費用が高額になっていることが想定されるでしょう。
参考:国土交通省「令和3年度マンション大規模修繕工事に関する実態調査」
■修繕積立金が足りないマンションが増加(分譲マンションの場合)
マンションの大規模修繕工事には、高額な費用を要しますが、近年必要な費用を集められないマンションが増えているという問題があります。
理由はさまざまですが、空室が多く計画通りに費用が集まらないケース、分譲マンションの販売時に価格を下げるため修繕費を下げたため思うように集まらないケースなどが考えられます。
そのため、「ただでさえ資金が足りないのに、費用高騰で益々工事の実施が難しい」という状況に陥っているマンションも少なくありません。
マンションの大規模修繕工事の費用高騰の原因

円安や世界情勢に伴って、物の価格が上がっていることは、世の中にも認知されていますが、マンションの大規模修繕で価格高騰は何に影響を与えるのでしょうか。
(1)建築資材が高騰しているから
日本が輸入大国であることは、多くの方がご存知でしょう。これは食料品などだけでなく、建築資材にもいえることなのです。
現在、日本の建築現場で使用する資材の多くは、輸入に頼ってまかなわれています。資材とは木材だけでなく、塗料や防水材、コンクリート、鉄鋼など多くのものが対象です。原材料には日本で手に入らないものが多く使用されているため、輸入に頼らざるを得ないのが現状です。
しかし、近年円安やウクライナ情勢などの影響を受けて、さまざまな輸入品が値上がりしており、建築資材も高騰しています。
(2)資材などの運送コストが高騰しているから
資材の運送には、輸入時には船、国内運送時にはトラックなどが多く利用されています。
これらを動かすために必要な石油も、円安や世界情勢により高騰しているため、運送コストの値上げにつながっています。
(3)人手不足により人件費が高騰しているから
近年、建築業界では人手不足が深刻な問題となっています。なり手がいない、働き手が少ない状態だと、人材の確保には人件費を上げる必要があります。そのため、人件費も高騰し続けているのです。
(4)安全対策や管理コストが増加しているから
建築現場でも労働や環境に関する配慮が、これまで以上に求められるようになりました。
また、2023年には「マンション修繕積立金ガイドライン」が改訂され、行政の推奨額の引き上げがありました。そのためコストも工事費用の増加につながっています。
費用高騰の原因を踏まえて、実施すべき大規模修繕工事対策

多くの原因に伴い、近年のマンションの大規模修繕工事は、費用高騰が続いています。
しかし、費用が不足している場合は「仕方ない」とそのまま受け入れることも難しいでしょう。
そこで、今できる費用高騰対策の一例を紹介します。
■状況把握をしたうえで修繕計画や工事内容を考え直す
マンションの大規模修繕工事は、あらかじめ作成されている長期修繕計画をもとに検討するのが一般的ですが、必ずしもそれ通りに実施しなければいけないわけではありません。当初の計画より資金が集まらないこともあれば、反対に想定より早く劣化が進むこともあります。
そのため、一度建物の状況を専門家にみてもらい、必要な工事時期や工事内容を見極めて費用に無駄のない大規模修繕を行うとよいでしょう。
■相見積もりの取得などで適正価格を調べ直す
工事の価格は、統一価格ではないため、依頼先の業者によって異なります。
また、アフターサービスや工事内容の詳細も業者によって異なるため、自分たちのマンションにあった価格と工事の見極めには、相見積もりの取得で数社の費用・工事内容を比較検討して適正を定めることが大切です。
■修繕積立金の値上げを検討する(分譲マンションの場合)
分譲マンションの場合、現在の修繕積立金で十分に費用が集められないのであれば、修繕積立金の値上げを検討するのも方法のひとつです。
しかし、値上げするには、総会決議が必要なため、短期で資金を調達したい場合の方法としては、あまり効果的とはいえないでしょう。
■補助金や助成金制度を調べる
時期や自治体によって異なりますが、マンションの大規模修繕に関わる補助金や助成金が利用できることもあります。ホームページで調べたり、直接役所に問い合わせるなどして、一度対象のものがあるか調べてみましょう。
■不足金を借入で賄うべきか検討する
一時的に金融機関から借入して、工事費用を賄うことも可能です。ただし、あくまで借入のため返済は必須です。
また、分譲マンションの場合は、総会決議が必要で、独断で決めることはできないため、注意が必要です。
マンションの大規模修繕工事における価格対策で気をつけること

これまでに費用高騰や高騰対策について、詳しく解説しました。なんとか資金を工面して大規模修繕工事を実施しようと検討する際、気をつけるべきことがあるので、参考にしてください。
■大規模修繕工事を先延ばしにしない
「工事費用が集まっていないから」「価格高騰が落ち着いてから」と、工事を先延ばしにするのは、おすすめできません。
価格高騰の波が落ち着く目処が経っていないのももちろんですが、劣化状態を放置すれば、建物にリスクが伴います。
また、場合によっては事故やトラブルが発生して、大規模修繕以上に費用がかかってしまうこともあるでしょう。
■価格だけで依頼業者を選定しない
費用を抑えるための工夫として、少しでも安価に工事を請け負う会社を探すこと自体は問題ありません。
しかし、業者選定の基準を価格だけにしてしまうと、適正な工事の実施ができなかったり、アフターサービスが充実しておらず、もしものときに追加費用や工事が必要になったりすることもあるでしょう。
そのため、相見積もりを取り、価格だけでなく工事内容も見極めたうえで、適正価格を検討してみてください。
■住民への説明や案内を怠らない
当初の工事計画から工事内容を変更したり、追加費用を徴収する場合は、住民が理解・納得して工事が進められるよう説明や案内を怠らないようにしてください。無理に押し進めることで、トラブルになったり、工事が実施できない・延期しなければいけないということにならないよう気をつけましょう。
東京都のマンションで修繕を検討中のオーナー様へ
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まとめ

今回は、マンションの大規模修繕工事に関わる費用高騰について詳しく紹介しました。
円安や世界情勢による価格高騰は、建築現場にも大きな影響を与えています。しかし、建物の劣化は日々進んでいくため、大規模修繕工事を諦めるのではなく、工夫しながら工事計画を進めていきましょう。
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【この記事の監修者プロフィール】
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