【1】マンションの修繕積立金

マンションは良好な居住環境を確保し、資産価値の維持・向上を図るために、計画的な修繕工事の実施が不可欠です。
そこにかかる修繕工事の費用は多額であり、修繕工事の実施時に一括で徴収することは大変困難になります。

将来予想される修繕工事を見越した長期修繕計画を策定し、毎月修繕積立金を徴収することが重要となります。

修繕実施 理想のタイミングについてはこちらをご覧ください。
お役立ち情報 >>>  【修繕工事が〇年周期の理由】修繕実施 理想のタイミングとは

【2】戸建ての修繕積立金

戸建ては、マンションに比べて維持管理コストがかからない点や、
好きなタイミングで好きな場所の修繕・リフォームが行えるというメリットがあります。

修繕の周期は、修繕箇所によっても変わってきます。
全体の修繕は12年が目安ですが、箇所によって適切な修繕時期は異なります。

設備系に関しては、それぞれ部位の耐用年数が切れる前に、随時進めていくのがポイントです。
ただし、部位や修繕方法によって周期が異なりますので、下記の表をご参照ください。

大規模修繕工事の周期(例)

 （出所）国土交通省「長期修繕計画標準様式　第3-2号記載例」から抜粋。周期はあくまで参考例

そのほかの部位の周期はこちら>>>大規模修繕工事のタイミング

マンション部位別のチェックはこちら
>>>  マンションの劣化チェックポイント

【4】戸建て修繕やリフォームが必要になりやすい箇所

戸建ての修繕やリフォームが必要になりやすい箇所としては、
屋根と外壁の塗装・防水工事、キッチンやお風呂、トイレなどの水回り設備、和室の畳の張替えなどです。

10年から15年ほどで修繕が必要になると言われていますので、計画的に資金を用意しておきましょう。

戸建て部位別のチェックはこちら
 >>> 戸建ての劣化チェックポイント

<<参考>>

戸建ての屋根と外壁の塗装・防水工事は、
一般に10年～15年に1度は実施したほうがよいとされていて、防水工事を行わないと雨漏りの原因になります。

漏水が起こると、室内が水浸しになり、フローリングやクロスを張り替えなければならなくなるかもしれません。
もし、コンクリートの天井から雨水が漏れていたら、コンクリート内部の鉄筋がサビつき、耐震強度が著しく低下しているおそれがあります。

トラブルが起きてからの修繕では、費用も期間も余計にかかります。

「まだ大丈夫」と決めつけず、問題が起こる前に早めの防水工事をご検討ください。

このような症状が出てきたら、防水工事をご検討ください。

✅雨漏りがしている
✅防水シートがめくれている
✅防水塗料がはがれている
✅天井にシミ・カビが出ている
✅屋上の目地材が飛び出している
✅屋上にひび割れが入っている
✅新築（前回）の工事から10年以上経過している

 
防水工事の種類と価格(目安)はこちらから
>>> https://www.technobestwing.jp/work/waterproof.html