マンションの大規模修繕工事の目安は、おおよそ12年周期で行うのが一般的と言われています。

築年数が経過すると、外壁タイル、防水、塗装などの部材は経年による破損や汚れといった劣化や防水材の耐久性がなくなってきてしまうからです。

都道府県や気候などで劣化具合は変わり、湿気が多い地域では、コケやカビなどが外壁に発生しやすくなります。
海沿いの地域では、塩害の被害もあるので、地域によって修繕時期はことなり10年で修繕を行うケースも考えられます。

あくまでも12年という目安なので建物の症状に応じて大規模修繕を行うようにしてください。
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マンションの大規模修繕工事が12年周期と言われる理由として、国土交通省が公開しているガイドラインの影響が考えられます。

 建築基準法施工規則の改正（2008年4月1日）によって、築10年を経過した外壁がタイル貼りのマンションは、
築13年までに外壁の「全面打診調査」または「修繕工事」のどちらかを行うことが義務付けられています。

≪全面打診調査とは≫
タイルを叩いて異常がないか調べる検査のことです。
調査対象外装仕上げ材>>>タイル、石張り、モルタル等

他にも「落下により歩行者に危害を加えるおそれがある部分」を全面的に調査します。
ただし築10年経過しても3年以内に修繕工事を行う予定がある場合は、調査を行う必要がありません。

 このように、
築13年以内に全面打診調査または修繕工事を行う必要があるため、
築12年で調査をするのであれば修繕工事をしてしまったほうが良いと考えるマンションが多くなっています。

また修繕工事を行うことによって、安全性が保たれ建物をより長持ちさせるだけでなく、
外観も綺麗になり資産価値を維持することにもつながるのです。

マンションが、築10年経過する前に修繕工事を行うことを検討して準備しておきましょう。

・築年数12年→修繕1回目
・築年数24年→修繕2回目
・築年数36年→修繕3回目

修繕の周期は、修繕箇所によっても変わってきます。
全体の修繕は12年が目安ですが、箇所によって適切な修繕時期は異なります。

設備系に関しては、それぞれ部位の耐用年数が切れる前に、随時進めていくのがポイントです。
ただし、部位や修繕方法によって周期が異なりますので、下記の表をご参照ください。

大規模修繕工事の周期(例)

 （出所）国土交通省「長期修繕計画標準様式　第3-2号記載例」から抜粋。周期はあくまで参考例
 そのほかの部位はこちら>>>大規模修繕工事のタイミング

マンションの大規模修繕工事は、12年に1度の周期やサイクルで行うのが一般的ですが、部位や修繕方法によって周期が異なります。
設備系に関しては、それぞれ部位の耐用年数が切れる前に、随時進めていくのがポイントです。

 2回目の修繕時期(築24年以降)は修繕する個所が増えくることが考えられますので、
必要のない部分を修繕工事する必要はなく、劣化具合を見極めたうえで適切な時期に修繕工事を行いましょう。

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ベストウイングテクノは大規模修繕の事例も数多くご紹介しておりますので、
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