マンション・ビルの効果的な省エネ対策10選| 今日からできる電気代削減と設備改善のポイントを解説

こんにちは。
1961年の創業より東京都墨田区・江東区・台東区・江戸川区を中心に
大規模修繕、塗装、防水、リフォーム、リノベーション工事を行うベストウイングテクノです。
近年、電気料金の上昇や脱炭素社会への対応を背景に、賃貸マンション・ビルのオーナーやマンション管理組合にとって省エネ対策の重要性が高まっています。
特に共用部の照明や空調設備は建物全体の電力消費の大きな割合を占めており、運用方法の見直しや設備更新によって光熱費削減が期待できます。
今回はマンション・ビルの省エネ対策を「運用改善」と「設備改修」に分けて、今日から実践できる省エネ対策10選をご紹介します!
「大規模な設備投資が必要なのでは」と考える方も少なくありませんが、実際には費用をかけずに始められる対策や計画的に取り組む設備改修を組み合わせることで、無理なく光熱費を下げていくことができますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
<<目次>>
▸2. 中長期的なコスト削減につながる設備改修5選
▸3. 省エネ対策を成功させる進め方
▸4. 大規模修繕と同時に省エネ改修を行うメリット
▸5. 省エネ改修で活用できる補助金制度
▸6. まとめ|マンション・ビルの省エネ対策は運用改善から始めよう
コストをかけずに実践できる運用改善5選

設備を交換しなくても、運用方法を見直すだけで電力使用量の削減につながる場合があります。
■空調の設定温度を適正化する
共用部やテナントエリアの空調設定温度を見直しましょう。
一般的な目安は以下の通りです。
•冷房:28℃
•暖房:20℃
一般的にエアコンの設定温度を冷房時は1℃上げる、暖房時は1℃下げると、約10〜13%の消費電力削減(節電)効果があるといわれています。
快適性とのバランスを考慮しながら適正な温度管理を行うことも重要です。
■照明の点灯時間と点灯範囲を見直す
照明の使用状況を確認し、不要な点灯を減らしましょう。
<<具体例>>
•日中は自然光を活用する
•エントランスや廊下の点灯範囲を見直す
•駐車場や倉庫のタイマー設定を調整する
•人感センサーの感知時間を最適化する
小さな見直しでも年間では大きな削減効果につながります。
■空調設備のフィルターや熱交換器を定期清掃する
空調機器は汚れが蓄積すると効率が低下します。
特にフィルターの目詰まりは、空調機器に余分な負荷をかける原因となります。
定期的な清掃によって
•消費電力の抑制
•冷暖房効率の向上
•設備寿命の延長
などの効果が期待できます。
■電力使用量を「見える化」する
省エネ対策は現状把握から始まります。
電力会社のWebサービスやBEMS(Building Energy Management System)※1などを活用し、
•いつ
•どこで
•どれだけ
電力を消費しているのかを把握しましょう。
使用状況を可視化することで、無駄な電力消費の発見やコスト削減および省エネ対策につながります。
※1 BEMS(Building Energy Management System)とは
「ビル・エネルギー管理システム」の略称で、オフィスビルや商業施設などのエネルギー使用状況を監視・最適化するための法人向けシステム
■電力契約プランを見直す
契約電力や料金プランが現在の利用状況に合っていないケースもあります。
例えば、
•契約電力が過大になっている
•使用パターンに適していない料金メニューを契約している
場合は、基本料金の削減につながる可能性があります。
費用をかけずに実施できる代表的な省エネ施策の一つです。
中長期的なコスト削減につながる設備改修5選

運用改善で効果を確認した後は、設備更新による本格的な省エネ対策を検討しましょう。
■共用部照明をLED化する
LED照明は従来の蛍光灯や水銀灯と比較して消費電力を大幅に削減できます。
LED照明自体の寿命は約8〜10年です。
お使いの照明が蛍光灯は、2027年末までに製造および輸出入が禁止されますので、早めにLED化が推奨されています。
※詳細は経済産業省のLED照明への切り替え案内(外部リンク)をご確認ください。
LED化のメリット
•消費電力の削減
•長寿命化による交換費用削減
•メンテナンス負担の軽減
特に共用部の照明は点灯時間が長いため、投資回収しやすい省エネ改修として知られています。
■窓・開口部の断熱性能を向上させる
建物の熱の出入りが最も大きいのは窓です。
有効な対策は
•内窓(今ある窓の内側にもう一枚設ける窓)の設置
•複層ガラスへの交換
•Low-Eガラスの採用
•断熱フィルムの施工
断熱性能を向上させることで、冷暖房効率が大きく改善します。
■高効率空調設備や給湯設備へ更新する
設置から15年以上経過した設備は、省エネ性能が大きく劣る場合があります。
最新設備へ更新することで、
•消費電力削減
•故障リスク低減
•メンテナンス費用削減
が期待できます。
故障後の緊急交換ではなく、修繕計画に合わせた更新が理想的です。
■外壁・屋上の断熱・遮熱改修を行う
建物の外皮性能を向上させることで室内環境を改善できます。
主な工事内容
•遮熱塗装
•断熱塗装
•屋上断熱改修
•外壁断熱改修
特に最上階の温熱環境改善や冷房負荷低減に効果があります。
■太陽光発電設備を導入する
使うエネルギーを減らす省エネだけでなく、自らエネルギーを創る「創エネ」も有効な選択肢です。
マンションやビルの屋上に太陽光発電設備を設置することで、
•共用部電力の自家消費
•電気料金高騰リスクへの対策
•災害時の非常用電源確保
などのメリットが期待できます。
太陽光発電の設置には建物条件や電力使用状況に応じた事前シミュレーションが重要です。
ベストウイングテクノはシミュレーションを無料で行っておりますので、ぜひご相談ください。
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省エネ対策を成功させる進め方
省エネ対策は、やみくもに設備投資を行うのではなく、段階的に進めることが重要です。
■STEP1:現状診断を行う
まずは建物のエネルギー使用状況を把握します。
確認項目
•月別電力使用量
•共用部の電力消費
•設備の使用年数
•劣化状況
無駄なエネルギー消費箇所を特定することが第一歩です。
■STEP2:運用改善から着手する
費用をかけずに実施できる施策から始めます。
•設定温度の見直し
•点灯時間の調整
•清掃・保守管理
などで効果を確認します。
■STEP3:設備投資を計画的に進める
効果の大きい設備から優先的に更新します。 特に以下は優先度が高い対策です。
1.LED化
2.空調更新
3.窓断熱
4.太陽光発電
長期修繕計画と連携しながら進めることで費用負担を抑えられます。
大規模修繕と同時に省エネ改修を行うメリット

マンションやビルでは、大規模修繕工事のタイミングに合わせて省エネ改修を行うことで効率的な工事が可能になります。
■足場費用を共有できる
外壁改修や屋上防水工事と同時に断熱・遮熱工事を行うことで、足場設置費用を重複して負担する必要がありません。
■長期修繕計画と整合性を取りやすい
長期修繕計画を見直し、設備更新を計画的に組み込むことで、一時的な資金負担を改善できます。
■合意形成を進めやすい(分譲マンションの場合)
管理組合においても、
•電気代削減
•快適性向上
•資産価値維持
といった具体的なメリットを示しやすく、合意形成につながりやすくなります。
省エネ改修で活用できる補助金制度

国や自治体では、省エネ性能向上を目的とした補助事業が実施されることがあります。 対象となることが多い工事例
•LED照明導入
•高効率空調設備導入
•断熱改修
•太陽光発電設備導入
補助制度は年度ごとに内容や募集期間が変わるため、計画段階で最新情報を確認することが重要です。
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まとめ|マンション・ビルの省エネ対策は運用改善から始めよう

今回は、マンション・ビルの省エネ対策を「運用改善」と「設備改修」の2つに分けて、今日から実践できる省エネ対策10選をご紹介しました。
マンション・ビルの省エネ対策は、大規模な設備投資だけではありません。
まずは
•空調設定の見直し
•照明運用の改善
•フィルター清掃
•契約電力の見直し
といった費用をかけない対策から始めることが重要です。
そのうえで、
•LED化
•窓断熱
•高効率空調への更新
•太陽光発電導入
などの設備改修を長期修繕計画と連携して進めることで、光熱費削減と建物価値向上の両立が期待できます。
ベストウイングテクノは、創業以来60年以上にわたり大規模修繕工事を行っております。
ビル・マンション・アパート、工場、倉庫の塗装工事や修繕工事の実績も豊富です。
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【この記事の監修者プロフィール】
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(一般建設業許可 東京都知事(般-5) 第895 号)
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