マンションに内窓を設置するときのメリットやデメリット、リフォームの注意点について解説

こんにちは。
1961年の創業より東京都墨田区・江東区・台東区を中心に
大規模修繕、塗装、防水、リノベーション工事を行うベストウイングテクノです。
一戸建て住宅と比べて暖かいイメージのマンションですが、お部屋が寒くて困っている方は多いのではないでしょうか。
「マンションの窓が大きくて、部屋が寒い」
「マンションの窓ってリフォームしていいの?」
マンションにおける効果的な断熱対策としては、内窓リフォームが最もオススメの方法です。
今回は内窓リフォームについて
マンションにおける工事の注意点や内窓を設置するメリットとデメリット について解説します。
最後には、内窓リフォームに使えるお得な制度も紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。 >
<<目次>>
▸1.1注意!窓自体や窓ガラスは共用部分になる
▸2内窓リフォームの5つのメリット
▸2.1【内窓リフォームのメリット1】断熱性がアップする
▸2.2【内窓リフォームのメリット2】結露しにくい
▸2.3【内窓リフォームのメリット3】防音もできる
▸2.4【内窓リフォームのメリット4】防犯対策になる
▸2.5【内窓リフォームのメリット5】遮熱効果も選べる
▸3内窓リフォームの2つのデメリット
▸3.1【内窓リフォームのデメリット1】掃除が大変
▸3.2【内窓リフォームのデメリット2】窓の開け閉めが2回になり面倒
▸4マンションの内窓リフォームをするときは2つことに注意
▸4.1【注意1】工事申請が必要かを確認しておく
▸4.2【注意2】内窓リフォームの仕上がりを事前に確認しておく
▸5マンションの内窓リフォームに使えるお得に工事する制度
▸5.1国の補助金制度(2025年1月18日更新)
▸6まとめ
マンションに内窓は設置可能!内側は専有部分になる
マンションは、個人のものとなる「専有部分」とマンションの所有者全員で共有する「共用部分」にわかれています。
専有部分であれば、戸別にリフォームは可能ですが、共用部分は原則として個人でリフォームを行うことはできません。
窓の内側に新たに樹脂製の窓を取り付ける「内窓(別名:二重窓・二重サッシ)」は、室内側の工事となるため、専有部分の工事となります。
内窓であれば、分譲マンションであっても設置することが基本的には可能です。
管理組合への許可も不要なケースがほとんどですが、管理規約はマンションごとに異なります。
事前に下記の確認を取っておくと安心です。
・管理規約の確認
・工事申請に必要な書類(工事申請書、工程表、工事案内など)
マンションに住んでいるからといって、寒さ対策を諦める必要がないのは嬉しいですね
ただし管理規約以外にも、窓の形状によっては内窓を施工できないケースもあります。内窓を設置できるか心配な場合は、まずリフォーム会社に相談してみましょう。
また賃貸マンションの場合は、大家さんの許可が必要です。退去時には原状回復義務※1により、内窓を取り外し元の状態に戻す必要があります。
※1原状回復義務とは
賃貸借契約が終了した際に、賃借人が賃貸物件を借りてから生じた損傷を回復する義務のこと。原状回復義務は賃借人が負います。
意!窓自体や窓ガラスは共用部分になる
一方、外窓自体は共用部分となります。
そのため寒いからといって、もともと一枚だったガラスをペアガラスにしたいと思っても、基本的には交換することができません。
ただし、管理組合によっては、ガラス部分に関してだけリフォームを許可している場合もありますので、事前に管理規約を確認しておくとよいでしょう。
内窓リフォームの5つのメリット
意【内窓リフォームのメリット1】断熱性がアップする
<<引用LIXIL>>(外部サイトへ)
内窓を設置すると、今ある外窓との間に空気層をつくることができます。
これにより、熱を遮断。
内窓があることにより、室内の熱が外に逃げにくくなるのです。
また、既存の外窓は一般的にアルミ製の窓枠ですが、内窓の窓枠は樹脂製で、熱の伝わりやすさはアルミの1/1000程度。
内窓を設置することにより、外の冷たい空気の影響をうけにくくすることができます。
この内窓の優れた断熱効果は、省エネにもつながるところが嬉しいところ。
例えば、ある実験では、内窓により室内温度が上がったため、1ヶ月のエアコン代は約1,670円も削減。
10年間でみれば、約20万円程度も節約できる結果となっています。(引用:LIXIL)
内窓リフォームのメリット2】結露しにくい
結露とは、室内の温かい空気が、外窓から伝わってくる冷たい空気で急激に冷やされたことでおきる現象です。
内窓を設置すれば、室温と外気温の差が軽減されるので、結露の発生をおさえることができます。
結露がなくなれば、窓についた水滴をふき取る手間がなくなりますし、カーテンのカビなどの衛生面も気にしなくてすむので、とても安心ですね。
【内窓リフォームのメリット3】防音もできる
幹線道路など、交通量の多い地域のお宅で多いのが「騒音」に対するお悩みです。
内窓を設置すれば、冷気だけでなく音の侵入も防ぐことができます。
同様に、室内からの音漏れにも効果的ですので、ピアノの音やペットの鳴き声などが気になっている方にも内窓はとてもオススメです。
【内窓リフォームのメリット4】防犯対策になる
内窓があることで、外窓とあわせて「施錠は二重」となります。
このことは物理的な回数だけではなく、視覚的にも自ずと防犯意識の高さをアピールすることにもつながります。
それでも、もの足りなく感じるのであれば、オプションで特殊フィルムが挟まれた2枚ガラス(防犯ガラス)を選ぶとよいでしょう。
【内窓リフォームのメリット5】遮熱効果も選べる
内窓を設置するときは、ガラスの種類も検討しましょう。
夏の暑い日差しを大幅にカットしたいのであれば、遮熱高断熱複層ガラスを選ぶと効果的です。
窓の向きにもよりますが、紫外線や床などの色あせが気になる方は、ぜひ遮熱ガラスを検討してみてくださいね。
内窓リフォームの2つのデメリット
【内窓リフォームのデメリット1】掃除が大変
窓が増えた分、掃除する手間も増えます。
縁にたまってしまった埃は、取れにくくやっかいですよね。
しかし、メーカーによっては、埃をよせつけない「新素材の樹脂」をつかった内窓も開発されています。
掃除が苦手な方や忙しい方は、そういった機能性の高い内窓を検討してみるとよいでしょう。
【内窓リフォームのデメリット2】窓の開け閉めが2回になり面倒
内窓を取り付けると、当然、換気や出入りの際の開け閉めは2倍になります。
窓の開け閉めやそこからの出入りをよく行う場合は、面倒に感じることが増えてしまうかもしれません。
マンションの内窓リフォームをするときは2つのことに注意
【注意1】工事申請が必要かを確認しておく>
※マンションによっては工事申請に必要な書類提出があるので事前に確認すると安心です。窓の内側に新たに樹脂製の窓を取り付ける「内窓(別名:二重窓・二重サッシ)」は、室内側の工事となるため、専有部分の工事となります。内窓であれば、分譲マンションであっても設置することが基本的には可能です。
管理組合への許可も不要なケースがほとんどですが、管理規約はマンションごとに異なります。
事前に管理規約の内容と、工事申請に必要な書類の確認を取っておくと安心です。
工事申請に必要な書類
・工事申請書
・工程表
・工事案内(工事日や工事内容、施工会社の連絡先などを記載)
【注意2】内窓リフォームの仕上がりを事前に確認しておく
「内窓はどこの業者が工事しても同じ。仕上がりは一緒でしょ!?」
そう思っている方はとても多いでしょう。
しかし、それは間違い。
業者によって仕上がりは様々なのです。
例えば、内窓は、基本的にもともとの窓枠の中に設置するのですが、もしその窓枠の奥行きが足りなかった場合「ふかし枠」といったものをつかって設置しています。
ふかし枠をつかった場合、窓は室内側に出っ張ってくるため、いざ設置したときに、人によってはその仕上がりについて「許せない」と感じる場合も少なくありません。
しかし、実は大工さんを入れれば、壁から窓が大幅に出ないように調整したりすることも可能なのです。
優良業者なら、事前に仕上がりについて教えてくれますし、それが気に入らないようであれば
「こんな方法がありますよ」
と、仕上がりを提案してくれます。
仕上がりについては、人によって感じ方が違います。
工事業者まかせではなく
「どんなふうに仕上がりますか?」と、ご自身でも確認しておくと安心です
実際に内窓を見たい、触りたいという方はメーカーのショールームに足を運んでみてはいかがでしょうか。
弊社では定期的に玄関ドア・マドの補助金セミナー&展示商品の体感会を開催しております。
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マンションの内窓リフォームに使えるお得に工事する制度
省エネに大変効果のある内窓は、とても注目されています。
そのため、内窓リフォームに対し、国や地方自治体がさまざまな補助金・助成金を準備しているのはご存じでしょうか?
ここでは、国と東京都の補助金の一例をご紹介していきます。
補助金を利用することで、お得に断熱対策を行ってくださいね。
国の補助金制度(2025年1月19日更新)
※住宅省エネ2024キャンペーンは2024年12月31日をもって交付申請の受付を終了しました。
住宅省エネ2025キャンペーン
窓リフォームへの補助金「先進的窓リノベ事業」が2025年も継続されることが11月末に閣議決定されました。窓交換・内窓(二重窓)設置・ガラス交換・玄関ドアリフォームで最大200万円の補助が受けられます。
①先進的窓リノベ2025事業<環境省>
②子育てグリーン住宅支援事業<国土交通省>
③給湯省エネ2025事業<経済産業省>
④賃貸集合住宅省エネ2025事業<経済産業省>
※各事業それぞれ、補助金申請額が予算上限(100%)に達し次第、
交付申請(予約含む)の受付が終了されます。
※補助金のご利用にあたっては住宅省エネ2024キャンペーンの最新情報を必ずご確認ください。
住宅省エネ2024キャンペーン >>> https://jutaku-shoene2024.mlit.go.jp/
東京都の補助金制度の一例(2024年1月31日更新)
名称 | 補助額 | 申請期間 |
災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業 (クールネット東京) |
助成対象経費の⅓ ※上限100万円 |
2025年3月31日まで |
地球温暖化防止設備導入助成制度 (墨田区) |
費用の10% 分譲マンション:上限50 万円 |
2023年2月28日まで |
【参考記事】あわせてご覧ください。
★墨田区で窓リフォームにお悩みの方必見!お家のいろいろなお悩み、原因は窓⁉リフォームで解決するかも?
★マンションに内窓を設置するときのメリットやデメリット、リフォームの注意点について解説
まとめ
断熱対策に優れ、節電効果の高い内窓工事は、とてもオススメのリフォームです。
内窓リフォームは1窓1〜2時間程度で済むのに、効果を実感しやすいところも魅力。
そして何より、戸建住宅よりも窓が大きく、リフォーム工事に制限があるマンションには、内窓リフォームがぴったりです。
ぜひ、国や地方自治体の補助金や助成金制度を利用して、賢くお得に内窓を設置し、温かい冬を迎えてくださいね。ベストウイングテクノは、創業以来60年以上。
戸建だけでなく、ビル・マンション・アパート、工場、倉庫の塗装工事や修繕工事にもたくさん携わってまいりました。
内窓についても、お気軽にお問合せくださいね。
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【この記事の監修者プロフィール】
ベストウイングテクノ株式会社
(特定建設業許可 東京都知事(般-5) 第895 号)
代表取締役社長 岡本 仁(おかもと ひとし)一級建築施工管理技士
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